CKDを悪化させない
ためには?

CKDは、本人も気が付かないうちに病気が進行してしまい、よほど腎臓の機能が低下しない限り、自覚症状は現れません。
水面下で進むCKDを悪化させないためには、日々の腎臓への負担を減らすのがポイント。食生活の見直しや生活習慣の改善を行い、腎臓をいたわる生活を心がけましょう。 
また、腎臓の機能は加齢とともに低下していくため、現在CKDのリスクがない人にも充分注意が必要です。
CKDを悪化させないための日常生活のポイント
  • 医師や管理栄養士の指示に従い、塩分・蛋白質・リンなどの食事制限を行う
  • 水分の過剰摂取や極端な制限を避ける
  • 過労を避け十分な睡眠や休養をとる
  • 禁煙および適正な飲酒を心掛ける
  • 血圧については,きちんと処方された薬を飲み、日常生活で血圧を上げないよう注意する。
  • 家庭での血圧測定の習慣化が望ましい。

CKDと腎性貧血

腎臓にはホルモンを作って分泌する働きもあり、そのひとつに骨髄で赤血球の生成を促すエリスロポエチンの分泌があります。CKDではエリスロポエチン産生低下による赤血球不足から貧血を来すため、腎機能の低下にともない貧血の有無を確認する必要があります。
また、腎性貧血以外の原因で頻度が高いのは、鉄欠乏、感染(炎症)、消化管出血などであり、それらを鑑別する必要があります。
貧血管理
CKD患者における貧血管理の目安
※重篤な心血管疾患の既往や合併のある方、あるいは医学的に必要のある方では、Hb 値12 g/dL を超える
   場合にESAの減量・休薬が考慮されます。
日本腎臓学会編:エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018, p84, p38-39

腎性貧血とは?
腎性貧血とは?
腎性貧血の症状 疲れやすい、動悸・息切れ・めまい、体がだるい、顔色や唇、爪が蒼白になる
  腎性貧血の治療とは?
エリスロポエチン産生低下を補うために、赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の投与が行われます。
治療により、疲れやすい・動悸・息切れ・めまいといった症状が改善され、生活の質を改善するだけでなく、腎臓および心臓の保護作用が期待できます。
早期から治療を行うことでCKDの悪化を防止できることより、CKD患者さんは定期的な血液検査を行いヘモグロビン値を確認するようにしましょう。


Last Updated:2019/09/12  PP-FOS-JP-0298-17-06