監修:東海大学医学部腎内分泌代謝内科 教授 深川雅史 先生

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監修:東海大学医学部腎内分泌代謝内科 教授 深川雅史 先生

CKD患者さんが
知っておきたい検査数値

腎臓の状態を調べるために、尿検査や血液検査を行います。

eGFR(推算糸球体ろ過量)

1分間あたりに糸球体でろ過できる血液の量を示す数値で、腎臓の機能を表す指標です。通常、血清クレアチニン値から推算されます。

CKDのステージとは?

血清クレアチニン

クレアチニンは老廃物の一種で、通常は腎臓でろ過され、尿中に排泄されます。しかし、腎臓の機能が低下すると排泄できなくなるため、血中のクレアチニン値が増加します。

尿中アルブミン

尿中アルブミンは尿たんぱくの一種で、腎臓に障害が起きると、最初に尿に漏れ出てきます。そのため、腎障害の早期発見に役立ちます。

尿たんぱく

尿中に含まれるたんぱく質の量を測定します。この量が多いほど、腎臓の障害が進行していることを意味します。

血圧

血圧とは、血液が心臓から全身へと流れていく際に、動脈の内側にかかる圧力のことです。血圧が高いと、心臓や血管に負担がかかります。

CKD患者さんにおける血圧の管理の目安はこちら

ヘモグロビン値

ヘモグロビンとは、血液中の、全身に酸素を運んでいる赤血球の成分です。この値が低いと、貧血の可能性があります。

透析前のCKD患者さんのヘモグロビンの治療目標値はこちら

随時血糖

血糖値とは血液中にあるブドウ糖の量の値です。食前と食後ではその値は変化していきますが、食事と採血時間との時間関係を問わずに測定したものを「随時血糖値」といいます。

HbA1c

赤血球内のたんぱく質の一種であるヘモグロビンのうち、糖が結合したものの割合です。この割合が高いほど、血糖値が高いということになります。過去1~ 2ヵ月の平均の血糖値を反映しています。

CKD患者さんにおける血糖の治療目標値はこちら

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