CKD患者さんが
知っておきたい検査数値
腎臓の状態を調べるために、尿検査や血液検査を行います。
血清クレアチニン
クレアチニンは老廃物の一種で、通常は腎臓でろ過され、尿中に排泄されます。しかし、腎臓の機能が低下すると排泄できなくなるため、血中のクレアチニン値が増加します。
尿中アルブミン
尿中アルブミンは尿たんぱくの一種で、腎臓に障害が起きると、最初に尿に漏れ出てきます。そのため、腎障害の早期発見に役立ちます。
尿たんぱく
尿中に含まれるたんぱく質の量を測定します。この量が多いほど、腎臓の障害が進行していることを意味します。
随時血糖
血糖値とは血液中にあるブドウ糖の量の値です。食前と食後ではその値は変化していきますが、食事と採血時間との時間関係を問わずに測定したものを「随時血糖値」といいます。
HbA1c
赤血球内のたんぱく質の一種であるヘモグロビンのうち、糖が結合したものの割合です。この割合が高いほど、血糖値が高いということになります。過去1~ 2ヵ月の平均の血糖値を反映しています。